ユリアン 忍者から紹介された司馬遷は世界中を巡る歴史学者の先生じゃったよ。
歴史には少なからずわしも興味があるからね。 中国の古代史なんかを酒を飲みながら話したいものだよ。
「手紙を届けに?・・・ほう見せてもらえるかな?」
尚成からの手紙を読むと学者先生は語り始めたんじゃ。
「向こうに見える遺跡は遥か昔、この地で輝ける文化の華を開いた黄河文明の遺跡だよ」
「以前ここに攻めて来よった時は禍いもなんも無いただの遺跡じゃった・・・・近頃では悪い噂が耐えないがね」
「今、遺跡の中には首の無い兵士がうろついておるんじゃ。その上、原因不明の病が流行っておるらしく、調査どころか足を踏みぶちこむのも不可能だよ」
「もし遺跡に興味があるのなら、ちょうどこの近くに高名な名医、扁鵲先生がいらっしゃるから、お会いになって何か役立つ助言をいただくとええんじゃ。」
っちゅうわけでわしは、扁鵲っちゅう医者に会いにきたんじゃ。
「司馬遷が?アヤツめまた罪の無い旅人をそそのかしおって・・・・」
「まあええ、見るからに体も丈夫そうだし、ちぃとばかし黄河の遺跡で甲骨の欠片 20個ばかし集めてきてもらえんかな?天刑武士、天刑闘士、天刑戦士を狩りゃドロップしようるよ。」
北京に着いたそうそう、またモンスター狩りか・・・・忙しいね(笑
ユリアン ここが中国4500年の歴史を誇る太古の遺跡、黄河遺跡だよ。 こうやって目の前に立つと歴史の重みが伝わってくるね。
「がっはっは!これを薬の材料として使っておるとして使っておると知ったら司馬遷の奴は大騒ぎをしようるじゃろうな。」
甲骨の欠片を手渡すと医者の先生は高らかに笑い声を上げたんじゃ。
「甲骨の欠片は遠い昔、占い師が使った亀の甲らの欠片なんだ。じゃから古代の出来事の記録が書いてある事もあるんだよ」
「じゃけどこの薬は君の為のものじゃない、雪香っちゅうお嬢さんに頼まれたものなんじゃけど・・・・このわしが見た事も無い薬じゃからなんだか怪しくてな。
「とにかくこれを持って雪香嬢のところへ行きなさいんじゃ。黄河遺跡の入り口付近におるはずじゃから、ぶちきれいな顔をした呪術師のお嬢さんさ。(笑」
ユリアン 明日は呪術師のお嬢さんに逢いに行くことになったんじゃ。 美人らしいからスナップを楽しみにしていてくれよ(笑