「ちょうどええ時に攻めて来よったな。ちぃと前に例の女が蟲の巣の方へ走って行くのを見たんじゃ。まるで、折って来て欲しいかのようにわしの方をチラチラ見とったぞ。」
「ホンマに怪しいじゃろう?隠れて監視したり、俺を誘い出そうとしたり・・・あの女、少々調べてみる必要があるじゃろうんじゃ。」
ぜひ、ごわしで調べてみてくれんかのな。じゃあわし達はこれで・・・
「とにかく、そろそろ君を信用して蟲の巣へ行ってもらうとしようんじゃ。」
うぉい、まだ信用していなかったのかい・・・・ていうか、またわし達がいくの?
「ほいでわしの最大の悩みを聞いて欲しいんじゃ。」
いきなり信用しすぎ!(笑
「忠誠を誓っとったはずの将軍、クシャールと連絡が取れんのだ。その上、愛しようる妻、シャークハーティが蟲にさらわれたっちゅう話を聞いてな・・・・」
「その調査を始めようとした頃、蟲の巣っちゅうおかしな地域が出現して急激に拡大していったのだ。これまでも蟲の巣の調査の為に、ようけの冒険家を雇って攻めて来よったんじゃ。じゃけど、そのほとんどがそれっきり戻らんのだ。」
「今の君ほどじゃないが、黒旋風っちゅう武士もその内の一人だ。妻を捜し出してみせると豪語しとったのじゃけど、それっきり戻ってこないのだよ。」
「じゃけど彼の事だ、まだ死んではおらんじゃろうんじゃ。蟲の巣付近へ行って黒旋風がおるかみてきてほしいんじゃ。もしも彼を見つけたら、共に蟲の巣を一掃して来るがええんじゃ。」
ユリアン 蟲の巣っていうことはやっぱり虫なんじゃろうね。 なんか、イヤだなぁ・・・