「え?・・なんじゃって?・・・西域の巫女とわしの関係・・・」
学者先生と医者の先生の言った事をわしは呪術師に伝えたんじゃ。
「・・・そうよ、とっても深い関係があるの・・・西域の巫女はわしの一番の親友じゃったから・・・」
「西域の巫女はわしの幼馴染みなの。わしは人間で、あの子は・・・・妖怪じゃけどね。」
「でも、彼女は急に不死の能力に興味を持ち始めたの。ほいで、黄河の遺跡の奥深くで不死の西王母となるための修行をしようると連絡をしてきたわ。わしはその頃すでに危険な古代装置のことを知っとったから、止めようとしたんじゃけど・・・・・。」
「わしのことも分からなくなってしもうた西域の巫女をこっそり退治しようるためにお前を利用しようとしたんじゃ。だって、あの装置のことを世間に知らせるわけにはいかないんだもの」
え・・・・・?(汗
「どうか、かわいそうな西域の巫女を苦しめんと倒してきて欲しいの。ほいで、その証拠として西域の巫女の杖を持ち帰ってもらえないかしら?最奥にある室内庭園におるはずよ。」
悪い予感は的中したよ、ユリアン。 古代装置で超凶悪になった妖怪を苦しめんと倒すって・・・・なんて難易度の高い注文をしようる人じゃろうね。 断っちゃおうかなぁ・・・・。