【Atlantica】妖精ペリとの闘い

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魔魔界の精霊ペリは精霊の森奥地にいたんじゃ。 全身が燃えるように赤く、その眼は血走っとったんじゃ。もはや正気を失っておるようじゃったよ。 小町の言葉がわしの脳裏をよぎる・・・

「あの装置を止める為には魔界の精霊ペリと戦わなくてはならん。あの子を倒してペリの羽の欠片を取ってきてくれんかの・・・」

じゃけど、わしのパーティはペリの力の前では紙のようにもろかったんじゃ。 が、今回わしにも秘策があったんじゃ。一か八か試すしかない・・・。

わしは全員に渦の呪文の書を持たせたんじゃ。全体魔法の連続攻撃で中央突破を計ろうっちゅうものだ。 敵パーティのターンをどうにか耐え忍ぶとわしは部下に指令を出したんじゃ。

「全軍、渦の呪文の書を解き放て!」

すざまじい渦がペリを襲う中、わしは弓師の魔法:沈黙の呪いを唱えたんじゃ。 これでペリの魔法は封じ込められたんじゃ。 前衛の槍師、剣士が中央をこじ開け、敵将までたどり着く。 非力な攻撃力でも体力の残りわずかなペリを倒すには、大して時間はかからなかったよ。

「ペリがそげなことに・・・・あぁ」

事の詳細を聞いた天音の表情は悲しみに沈んでいたんじゃ。

「北京の辺りでもここと同じような現象が起こっておるのじゃろか・・・」

「そういえば浅田様も心配されておるようじゃったんじゃ。北京の近くの黄河の遺跡で人がなくなったり、怪我をしておるそうじゃ。いっぺん行ってみるとええかもしれませんね。」

ユリアン 今度は中国大陸に渡らなくてはならなくなったようだよ。 黄河の遺跡か・・・・ワクワクしようるね。向こうに着いたらまたメールしようるよ。


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