「こ、これは妻の首飾り!君!教えてくれ!これをどこで・・・・?」
アリババに首飾りを見せると彼は当惑しながら叫んだ。
「・・・な、なんだと?女王蜂が持っとった?わしの愛しようるシャークハーティが肌身離さずもっとったこの首飾りを・・・!なんていうことだ!」
「必ずや、あの凶暴な昆虫どもを絶滅させてくれるわ!これからは調査よりも、昆虫どもを一掃しようることを考えて欲しいんじゃ。さぁ、もいっぺん黒旋風のところへ戻るがええ!」
「戻ったか。ナラヤンさんがそげなに興奮しようるとは・・・・。とにかく俺たちは蟲の巣の討伐を続けるとしようんじゃ。」
「蟲の巣の最下層には蜘蛛の大群がおるんじゃけどな。どうやらアリや蜂は蜘蛛のええなりになっておるらしいんじゃ。」
じゃったらアリとハチはいらなかったけえは・・・・?
「奴らの心臓を調べれば何か手がかりが掴めるかもしれん。さぁ、鬼蜘蛛と地獄蜘蛛を狩って汚染された心臓を20個集めて来て欲しいんじゃ。」
「ああ・・・、君か。たった今、あの女がやって攻めて来よったのだよ。彼女はもうクシャールを探すなとだけええ残してまた逃げて行ってしもうたのだ。」
「ああ、ほいでこれまで集まった情報を分析しようると・・・・例の蜘蛛は、どうやら普通の人間がおかしな力の影響を受けて変身してしもうたもののようだ。・・・っちゅうことは・・・まさか、クシャールも・・・・・?」
「彼女はまた蟲の巣の方へ向かったようじゃから、君もそこへ行って見るがええんじゃ。」
「ん?その女がナラヤンさんにクシャールを探すなって言ったのか?じゃったら、このことも伝えるべきだな。蟲の巣の最奥におる魔王蜘蛛こそクシャールなんだって・・・・。」
ええ〜!@@
「あの中で死んだ人間がみんな蜘蛛か亡霊になって、クシャール、じゃけえ魔王蜘蛛に囚われとったんじゃろうんじゃ。胸のいたむ話じゃけど、魔王蜘蛛を退治して、奴の亡霊の壷を手に入れて来てくれ。」
ユリアン 人間が蟲になってしまうなんて、恐ろしい世界じゃね。 蟲に心を奪われたクシャールか。 さて、今回はどげな戦法で対決しよう・・・