#1「初めてのオークション」
#2「聖戦士デルマイヤー」
#3「天使チャオスとの出会い」
クラッシュボーンで狩をしているといつの間にかCBベルトって物が増えていくんだ。もうすでに10個近くにまでなったんだけど、このベルトどういうわけかおいらに装備できない。店に売っても銀貨3枚程度のクズアイテムなので、いっそのことオークションにでも出してみようかなって考えたんだ。
オークション(/auction)っていうのはアイテムを売買するときのコマンドなんだけれど、みていると結構頻繁に取引されているんだよね。ま、内容が全部英語だからおいらもそれをマネして英文を作ってみたんだ。
ポポ助(poposuke):Selling 9Crushbone Belt . One is only 1Gold.
(9個のクラッシュボーンベルト売ります。一つ金貨一枚だよ〜)
と、まあこんな感じで呼びかけてみると、さっそくおいら宛にtellが飛び込んできたよ。名前はイロバハム(Iloveham)っていう人(名前の感じからすると中東の御仁かもね)。
イロバハム(Iloveham):I’ll buys em.(買うよぉ〜)
ポポ助:I am waiting in the lift at the side of the light.
(おいら、明かりの側にあるリフトで待っているんだけど)
イロバハム:How much for all of em?(ねえ、全部でいくらなの?)さすがアラブ人一つ下さいなんてケチなことは言わないんだね(笑)。
ポポ助:All is 8Gold OK.(全部買ってくれるなら金貨八枚にしておくよ)
イロバハム:Actually I’ll give you 1plutinum.(じゃプラチナ金貨一枚あげましょう、インシャラー)
ポポ助:ほんと、ありがとう。
おお〜〜なんという太っ腹。銀貨30枚程度のCBベルトがプラチナ金貨一枚(銀貨100枚)に変身したよ。おいらは CBベルトを一つおまけしてあげて10個のベルトを彼に売ってあげたんだ。でも10個もの CBベルトって一体何に使うんだろうね?
聖戦士デルマイヤー
その後、クラッシュボーンにてフラフラしていると、聖戦士デルマイヤーとばったり出会った。で、さっそくパーティを組んだよ。まあ、彼の目的はCBベルト集めのようで、経験値は二の次って感じだったけどね。
ポポ助:CBベルトはおいらには大きすぎるみたいだよ。(何度か装備しようとしてみたけど、結局出来なかったんだ。)
デルマイヤー:CBベルトはクエストアイテムだから装備できないよ、ハハハ。
ポポ助:そ、そうだったのか^-^;知らなかった。どうりでみんなたくさんのベルトを集めようとしているわけだよ。
そんな会話をしながら狩をしていると、デルマイヤーが突然Elvish語で話しだしたんだ。
ポポ助:頼むよデル。common(共通語)で喋ってよ。確かにおいらはエルフには違いないけど、わからないよElvish語なんて(笑)。
デルマイヤー:気にしないでよ、これも訓練の内なんだ。
へーそうかぁ、Elvish語を話すことによって得られるスキルもあるってことなんだな。おいらは魔法が使えないから関係ないけど、魔法を極めようとする職業はいろいろ大変だね。
デルマイヤー:ねえ、ポポ助。君は何語を基本にしているんだい?
ポポ助:おいらは日本人だから普段は日本語だよ。
デルマイヤー:日本語か、そりゃわからないな。
ポポ助:大丈夫、簡単な英語なら問題ないよ。
日本で外国人に出会うとみんな逃げ腰になるけど、外人もそういった節があるんだ。おいらが英語がダメだって言うと逃げてしまう人って結構多い。もちろん、そうでない人もいるけど、デルマイヤーはそうことを気にしない人の一人だったよ。
おいらは彼が好きになってきて自分の持ち物をプレゼントしたくなった。もらい物なんだけど、おいらはブロンズマスクを彼にあげることにしたんだ。
デルマイヤー:サンキュー、ポポ助。ありがたく頂戴するよ。
物は人から人へ渡っていくのがいいよね。おいらも人からもらったんだし、そういうのがエバQ流って感じがする。ま、オークションだとちょっとドキドキしちゃうけどね。
天使チャオスとの出会い
ウララかなケレシンの昼下がり。おいらが商人に物を売ろうと声を掛けたとき、その天使の声はおいらの耳に届いたんだ。
チャオス(Chaoth):まいど〜〜。
おいらは辺りを見渡した。tellだからおいらに話しかけているのは間違いないんだけど、天使の姿は見えなかった。MAIDO?・・・おいらが日本語で話しかけられたのはこれで2度目だけれど、一度目の彼はコロラドのアメリカ人だったし、他に日本の知り合いは知らなかった。一体誰だろう?
ポポ助(poposuke):hail(こ、こんにちわ)
チャオス:どこにいるの?
ポポ助:I am town of kelethin. Are you japanese?
(ケレシンの街だけど、ねえ、君って日本人なの?)
チャオス:そうですとも。
ここにきておいらはハタと閃いたんだ。天使チャオスはきっとおいらの冒険記を読んでいる読者の一人なんだろうなって。おいらはさっそくWhoコマンドを使って、彼のレベルとクラス、そして居場所を調べてみたよ。
[50 Crelic] Chaoth (Dwarf) zone :gfaydark. (えええ〜〜、レ、レベルごじゅうぅ!!)おいらは正直驚いたよ、レベル50のクレリック様と言えばほとんど仙人様みたいなもんだからね。
ポポ助:ああ、ビックリしたぁ。gfaydarkにいるんですね。(おいらも日本語で話しかけたんだ、エバQで日本語を使うのって慣れていないから何だか妙な感じだね)
チャオス:ええ、メールマガジンを読んで待ち伏せしていたんですよ。オークリフトで待ってますから来て下さい。育てますよ。
おいらがオークリフトに行くと彼(Chaoth)はそこで待っていた。天使はヒゲを生やした小っちゃなおじさんだったよ(笑)。
ポポ助:でもおいらとじゃレベルが違いすぎますよ。
チャオス:グループは組まないで、外から回復(heal)しますから。それはそうとレベルの割りにいい装備してますな。
ポポ助:これ全部人からのもらい物なんですよ(笑)。
取りあえず狩り場をCB entranceにしておいら達はそこへと向かったんだ。チャオスが何かスペルを唱えるとおいらのHPは200からいきなり700へと上がったよ、すごい。しかもさっきまで小さかったおじさんが、スラリとしたダークエルフに(実はこっちが本当の姿らしい)変身したんだ。 さすがレベル50は次元が違うな(笑)。
その後、強力な守護の元でおいらは経験値ザクザク稼がせて頂いていると、天使チャオスは何かを取りに出かけていったんだ。そして帰ってくるなりおいらに何かを差し出した。
チャオス:あげる。
それはブーツとヘルメットだった。しかも装備するとHPやら素早さが上がる魔法のアイテム!おいらおったまげちまった。だってレベル一桁のバードが手にするにはあまりにも素晴らしい防具だったんだもの。しかもヘルメットの派手なこと、被るとおいらはまるで5月人形のようになったよ(笑)。
聖戦士デルマイヤーにブロンズマスクをあげたその日の内に、おいらはそれよりも更に強力な装備を身に付けてしまった。なんという強運の持ち主ポポ助。やはりカリスマ(CHA)にポイントをたくさん振っておいたのが良かったのか(爆)
チャオス:じゃ、そろそろ帰ります。
ポポ助:今日は本当にありがとうございました。
別れを言うと彼の姿はその場で消えてしまった。すごい!これがテレポーテーションってやつなのかなぁ。レベル50のクレリックは最後までかっこいい 天使だったよ。何か夢を見ているような一日だったな。
●さて、メッセージの呼びかけに誘われてパーティに入ったポポ助、彼らの向かったその先は!次回「オークブリッジ」に続く。