【EQ】第26話「エバQはパーティがすべて」

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#1「なかなか仲間が見つからない」
#2「ビックパーティへの道のり」
#3「イーストコモンの果て」


なかなか仲間が見つからない

 エバQはソロのプレイでもそれなりに経験値をあげることは出来るんだけど、それじゃ面白みが全然ない!というよりも虚しい。やはり醍醐味はパーティプレイに尽きるよね。

 でも自分のレベルにあったパーティをみつける事が必要なんだ。何故かっていうとあまりレベルがかけ離れていると低レベルの者に経験値が入らず、そのうえ高レベルのPCと低レベルのPCでは同じモンスターでも難易度が違うのでどちらかが無理をしなければならないんだ。おいらがよく恐ろしい場所につれていかれるのは高レベルプレイヤーと組むからなんだね。

 だからおいらはログインするといつも自分のレベル・プラスマイナス1くらいのプレイヤーをWhoコマンドで検索、名前をリストアップしてその人たちを探すことにしている。

 で、今日はオアシス(Oasis)からノースロー(N ro)の境目辺りに的を絞って探していたんだけど、偶然にもおいらと同じレベルの3人組に遭遇。 しかも人気のない砂漠のど真ん中でだ。妙なところでキャンプしているんだなぁ。

 ポポ助(poposuke):Hail. Is there a vacancy in your group?
(こんにちわ、グループに空きはありますか?)

 おいらがそう尋ねてもなぜか返事がない。ん、どうしたんだこの人たちは?

 ポポ助:I am 10 bard.(レベル10の吟遊詩人なんですが)

 グループ:No thank you, sorry.(ごめん、けっこうです)

nro_sandhill うーん、実に寡黙で言葉の少ない人たちだなあ。もっと大勢で人気のスポットに行けば効率良く経験値を得られるのに。モンスターもいない砂漠の真ん中にキャンプを張って、まるで人目を避けてるみたいじゃないか。それとも仲良し3人組なのかな?

 ほほぽ:OK, good hunting.(じゃあ、頑張ってね)

 彼らを後にしてDervって呼ばれるキャンプへ行くと、次のパーティに遭遇。その内の一人が同じレベルだったので、さっそく声をかけると今度は自然なあいさつが帰ってきた。

  ポポ助:Hail, I am 10 bard.(レベル10の吟遊詩人なんですが)

 グループ:Hail. Nice to meet you. I am 18 wiz. He is 20 war.
(初めまして、レベル18のウィズです。かれは20の戦士)

 げげ〜〜、レベル10のクレリック以外はみんな高レベル。いったいどういう組み合わせなんだ?

  ポポ助:Oh, sorry. Level is too wrong. good luck.
      (あーごめん、レベル違いすぎました。頑張ってね)

  グループ:You too. (君もね)

 はあ〜、今日はなんて日だ。こんなことで時間が過ぎてゆくなんてバカみたいだなぁ。古里ケレシンにいたときには、どこのスポットにはどのレベルのPCが集まっているってことが経験で分っていたけど、この広大な砂漠の中じゃ全然見当がつかないよ。

 おいらは仲間を求めてフラフラと歩き続けたよ。で、ノースローはどうやらおいらには合わないって思えてきてさ。ゾーンをイーストコモン(EC)に移したんだ。そう、以前シャーマン・バフスと訪れたオークキャンプにね。

EC_orc_camp001

 が、しかーし。ここにキャンプっていたのは高レベルのソロプレーヤー二名。一人はモンク。もう一人はドルイド。レギオン閣下(orc legionnaire)でさえ彼らには青ぐらいにしか見えないんじゃなかろうか?多分経験値よりはアイテム狙いって感じかな。ついていないな>ポポ助(涙)

 ニナリス(Ninalis):Hail(どうも〜)

 ボーッと突っ立っていたおいらの傍らから声が聞こえた。え? (⌒▽⌒) もしかして、お誘い?


ビックパーティへの道のり

  ニナリス(Ninalis):助けが必要でしょうか?

 ポポ助:イエ〜ス!もちろんだよ(涙)グループ組もうよぉ。

 と、言うわけでさびしがり屋の二人(おいらだけ?)が出会ってようやくグループを組むことができたよ。ふう、こうでなくっちゃエバQはつまらん。たとえ二人きりでもね。 あ、ニナリスは付与魔術師(Enchanter)だから彼の防具ペットを含めて3人パーティか。

 さっそくパーティプレイなんだけど、例の高レベルモンクの兄さんとドルイドの姉さんが獲物をどんどんさらっていってしまうので、おいらたちに全然回ってこないんだ。オークは真っ先においらを狙うんだけど、戦っている横からモンクの兄さんがダメージを加えるからおいら達に経験値ははいらない。うーん、実によわった状況だ。

 ま、少しはおいらたちに回してくれるから、モンクの兄さんもそう 悪い人じゃないみたいだけどね。が、そうこうしている内にオークの発生回数がメチャクチャ増えてきて、経験値が入る変わりに、けっこうやばくもなってきた。ここらでもっと仲間が欲しいところだな。

 ソロニト(Sauronito):Hail, Wanna join?(ねえ、組まない?)

 そこへナイスなタイミングで二人組が声を掛けてきた。おお〜〜!だんだん調子が出てきたぞ。

 ポポ助:We are 9 10.(うちらはレベル9と10だよ)

  ナターズ(Natazz):Cool, we are 8 10.(よっしゃ〜〜俺らは8と10)

  ポポ助:OK, join(よし、組もう)

Sauronito001 と言う訳でペアとペアが合体してパーティは4人に。おいらは英語がダメだってことを最初に告げて、 ソロニトにリーダーを頼んだんだ。彼はレベル10の盗賊(Rogue)で、BackStabsという特殊スキルをもっている。後ろ向きの獲物に大ダメージを与えることができる凄い技なんだ。

 だから戦術としては、獲物の背中が彼に向くような位置取りをしてやらなければならない。ナターズはレベル8の黒騎士(Shadow Knight)だからタンク3人のキャスター一人って構成だね。モンクの兄さんもおいら達の数が増えたんで、以前ほど手出しをしなくなったよ。うーん、パーティは偉大だ。

 そうこうしているうちにニナリスが抜けて、替わりにレベル13の 付与魔術師(Enchanter)レーサルプラン(Lethalprawn)が仲間入り。さらに8マジシャンのマーベリィ(Mulberry)が加わりおいらたちはビックパーティへと成長したんだ。


イーストコモンの果て

 パーティがビックになるとそれだけ冒険ができるようになる。だからメンバーの一人が狩り場を第二オークキャンプへと移そうって提案したんだ。

 え、 第二オークキャンプって?初めて耳にする名前だった。

 もちろんOKだったから後を付いていったんだけど、ウエストコモン(WC)に限りなく近いECの果てにあるオークキャンプだったよ。けれど難易度は高めで、開始早々レギオン閣下とオラクルその他がどっと押し寄せてきた。

 さっそくオラクルに因縁をつけられたんだけど、もう以前のおいらじゃないってことを見せつけてやった。 つまり対魔法の歌を仕入れておいたんだ。この歌はパーティ全体の魔法防御を上げるから、オラクルなんてぜーんぜん目じゃない。

 いいぞポポ助、ナイスチョイスだ。

 マジシャン・マーベリィがおいらの歌を褒めてくれたよ。なんだか照れるなぁ。どっと湧いたオーク共もどうにか沈めておいらが回復の歌を唄い始めると、ななんと マーベリィがおいらにかしずくジェスチャーをしたんだ。それに合わせてソロニトとナターズにもかしずかれて、もー恥ずかしいやら照れるやらでさ。ほんと乗りのいい連中に出会ったもんだよ。

2ND_ORC_CAMP001 そのうちにレベルの違いを感じたせいか付与魔術師レーサルプランが抜けてしまい、手薄になった所へ再びオラクル軍団が現れたんだ。奴等は真っ先においらを潰しにかかった。バードを先に倒すとグループが弱くなることを奴等は知っているんだね。

 おいらは3匹に囲まれてしまい、あっという間に削られちまった。で、残り少ないHPを回復しようとHealソングを唄ったところへ、待っていたとばかりにオラクルの大砲が放たれたんだ。もちろんおいらは即死。

 うう〜〜、奴にやられるのが一番悔しい〜〜!

 復活してから再びオラクル&レギオン軍団と一戦を交えたんだけど、戦士かパラディンがいないとおいらに引っ付いたオークを引き離せないんだ。で、再びパーティの体力が少なくなってきてやばい状況になってきた。このままじゃ死ぬなって思ったところへ救いの手が入ったんだ。

2ND_ORC_CAMP005 彼の名は ターブ(Tubb)オーガ族の 8シャーマンだった。一応キャスターなんだけど、もともと力が強いからタンクとしても充分役立ってくれるんだよね。

 だからあえてHealソングを歌わずにおいらは「タコ殴りの歌(Anthem de Arms)」に徹したんだ。殴れる数が増えた分この歌の効力は増すからね。回復するよりも倒すほうに賭けたんだ。 ターブのお陰でパーティは全滅は免れることができたよ。

 このメンバーでかなりのオークを倒し、リーダー・ソロニトが抜けたところでparty is overって感じになった。普通ならここでバイバイしてハッピーエンドになるはずなんだけど、今回のオチはアンハッピーだったんだ。

 実はおいらと ターブが次のグループを探そうと移動していると、Willowispって奴が現れてターブがそいつにちょかいを出したのが事の発端だったんだ。最初は楽勝だと思ったんだけど結果は全滅。指先ほどのチョウチョみたいな奴にその千倍も大きいオーガとおいらはやられてしまったよ。うーん、こんなことって初めてだ。次は気をつけよっと^-^;。

●さて、見知らぬ土地のオークキャンプでお使いを頼まれたポポ助。とある宿屋に立ちより食料を調達していたのだが・・・!次回「ウエストコモン魔の宿屋」に続く。


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