ぱっと見は太ったように見えないのに何故かお腹だけが出ている、そんな方を見た事はありませんか?実を言えば自分もそのひとりなんです。いわゆるぽっこりお腹の原因は何なのか、今日はその原因を探っていきたいと思います。
女性は全身にまんべんなく皮下脂肪をためこむのに対して、男性は内臓脂肪が付きやすいと言われています。男性は女性に比べて筋肉が付きやすいので、使っている筋肉のまわりには脂肪がつきにくいのです。
ところが、どういうわけかお腹にだけ脂肪が集中するケースが非常に多いわけです。こういったケースの人々にはある共通した点がありました。それは「太らない体質」だという自負する面があったということです。
飲酒は太る体質になるための近道
「何を食べても太らない体質なんですよね」 30代の頃、自分は自己イメージをそう捉え、回りにそう豪語していました。ある意味そう捉えることで脳が、その自己像を肉体に実現していたとも言えます。40代ぐらいまではその自己像を維持できたわけです。
ところが、状況を一変したある出来事がありました。つまり、飲酒が習慣になった頃から太り始めたという事実です。お酒をたくさん飲むようになってからは、体重がどんどん増え始めましたんですね。
それまでの自分はいくら食べても太れない体質だったので、ある意味太るということを歓迎していた節がありました。が、ある日のこと、鏡を見た自分の顔に2重あごを発見した時点で体に対する自覚が変りました。体型も見た目は太って見えないけど、裸になるとぽっこりお腹に…。
これは正直ヤバいと思いました。が、かといって禁酒できるほどの自制心はありませんし、やめたいとも思いませんでした。では飲酒の習慣を続けたままで、ダイエットできる道はないものでしょうか?
内臓脂肪を減らすいくつかの注意点
中性脂肪と違って内臓脂肪は溜まりやすいですが、ダイエットしやすい部分だとも言えます。その具体的な対策をいくつか上げるとすれば、
- 油ものと炭水化物を控え、良質なタンパク質と野菜をたくさん食べるようにする。
- 有酸素運動で内臓脂肪を直接落とす。
- お酒は醸造酒(ビール、ワイン、日本酒)ではなく、蒸留酒(焼酎、ジン、ウォッカ、ウイスキー)にする。
- おつまみを食べ過ぎない。
- 水を多く飲む習慣を作る。
まあ、ぶっちゃけダイエットと飲酒は相反するものなんですが、本能に反するダイエットは結局長続きしません。であるならば、ある程度はストレス解消の飲酒を体に許し、その上で何ができるのかを模索した方が得策だと思うのです。
太れるということはある意味幸せな生活環境だとも言えます。けれど本能の赴くままにしていたら、長生きする事はできません。本能と理性のさじ加減というものを学ぶ時代になってきたのかもしれませんね。
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