【EQ】第20話「オーク・ブリッジ」

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#1「初心に帰って?」
#2「やっぱりタンクは偉大だ」
#3「モビルアーマーも歯が立たず」


初心に帰って?

poposuke_helm002 前回、レベル50クレリック様のチャオス(Chaoth)にもらったマジックヘルムとブーツで、見た目だけはりっぱな騎士に見えるようになったポポ助。もうド派手なヘルメットが人目を引いちゃってさ、道行く人がわざわざ立ち止まっておいらの持ち物を覗くほどなんだ。

 道行く人:あんた本当は高レベルプレイヤーなんでしょ?

 こんな感じで興味を示す人が激増したんだ(-。-;)。もーおいら恥ずかしくってさ、結局、全部外して銀行にしまっておくことにしたんだ(笑)。それまでは気にならなかったブロンズパンツとメイルもいっしょにね。やはりレベル相応の装備じゃないと落ち着かないのは、おいらが貧乏性だから?(笑)

 ま、銀行に預けておけば死んだときにそれを装備して向かうことが出来るし、心強いと言えるんだけどね。だから不足した装備(マスク、ヘルム、メイル、パンツ、ブーツ)を補うために、ハンドメイドのパッチワークを急きょ作ったんだ。上から下まで全部手製だよ。

 おいらそれを付けてオークの洞窟(CB entrance)に向かったんだけど、レベルがいきなり落ちたって感じだね。オークとの勝負がとてもきわどくなっちゃてさ。ま、これがポポ助の真の実力なんだけどね(笑)。

 ポポ助:これじゃ誰かと組まないと効率が悪いよな。

 おいら、そう思いながら一人で狩をしていたんだ。時折鳴り響いていた雷鳴が遠ざかり、雨もそろそろ上がろうかという時、赤いメッセージがおいらの目に飛び込んできた。

 Lvl 7 9 looking for more to group up(レベル7〜9の人募集中)

 おお〜〜、ナイスタイミング!書き込み人はカエイ(Kiey)。Lv9の魔法戦士(Ranger)だった。さっそくクラッシュボーンの辺りをウロウロしていると彼は洞窟の中にいたよ。自分はバードだと告げるとさっそくINVITEがFOLLOWに、話が早いね。パーティウインドウに現れた面子はこんな顔触れだった。

 カエイ(Kiey):Lv9魔法戦士(Ranger)
 デマインディン(Demindin):不明(Anonymous)
 ジャコー(Jako):Lv9クレリック
 クラッグ(Currag) :不明(Anonymous)

 二人のクラスは不明だったけど見るからに戦士系だったし、クラーグに至ってはオーガ(Ogre)なので、非常に力強く見える。クレリックもいるし、ここはキャスト(後方支援)に徹して歌唄いバードにでもなるかぁ。


やっぱりタンクは偉大だ

 メンバーが集まるとカエイ(Kiey)の掛け声で全員がダッシュし出した。この瞬間って何故かワクワクするよね。目指すはオーク城近くの橋(orc bridge)、クラッシュボーンじゃ難関中の難関だよ。

 城の回りは川に囲まれていてその外側がレンガ塀になっている。ダッシュしたのはいいけど、おいらたちは塀の内側、クラッグ(Currag) 一人だけが外側に行っちゃったんだ。

 クラッグ(Currag):Help me!(たずけてくで〜〜)

KIEY_PARTY002 その声に一同再びダッシュ!塀の外に行ってみると、レギオン(orc legionnaire)とオーガ(Ogre)が一騎打ちをしていたよ(笑)。体はクラッグの方がでかいけど、やっぱりレギオンは半端じゃないね。おいらから見れば真っ赤に見える危険な奴だよ。ま、このメンバーならレギオン一匹ぐらい訳なかったけどね。

 狩を初めて少しするとデマインディン(Demindin)がメンバーから外れてしまって、おいら達は4人になってしまった。

 ま、4人いれば戦力的には申し分ないんだけど、乱戦模様になるとちょっときついものがある。盾(tank)に攻撃が集中しているときはまだしも、攻撃がおいらに向くとあっという間に削られちゃうんだ。おいら攻撃力はさほどないのに何故か集中攻撃に合うんだよね。奴ら歌が嫌いなのかな?

 おいら、オーガ・クラッグのデカイ体の回りをちょこまかと逃げたりしてさ、 かなり危なかったけど、どうにかしのいでいたんだ。それにしてもオーガ戦士の攻撃力は凄いよね。見ていると20ポイントとか30ポイントを平気で叩きだすんだ。おいらのヘナチョコソードとは大違いだよ、だって最大値で10ポイントだもの^-^;。

KIEY_PARTY004 やっぱりバードは剣なんか持っても役に立たない。それよりも弦楽器もってHeal(回復)していたほうがずっと役に立つよ。タンクは充分だしおいらは途中から歌唄いに徹したんだ。 あとは魔法使い(Wiz)がいれば戦闘がかなり楽になるんだけどな。

 日が沈み、おいらの唄う歌が幻想的に輝きだしたころ、唯一のタンクオーガ・クラッグが抜けると言いだした。ま、クレリックもレンジャーもタンクを兼ねることができるけど、オーガ・クラッグがいるといないとでは精神的に違うんだ。だからおいらも歌だけをのんきに唄っているわけにもいかなくなった。

 オーク・ブリッジでの3人パーティはキツイなんてもんじゃないよ。おいらは回復の歌(Hymn of Angels)を急きょ皆殺しの歌(Chords of Dissonance)の歌に変更して唄いはじめた。この歌なら複数のオークに効き目があるからね。

 が、しか〜し、レンジャーがタンクをするには装甲があまりにも薄すぎたよ。湧いて出たレギオン(orc legionnaire)達に真っ先にカエイ(Kiey)が倒された。クレリック・ジャコー(Jako)のHealにも関わらず、どんどん削られる。おいら思ったけど、まだこのくらいのレベルのクレでは回復の度合いが少ないんだね。戦闘の合間ならまだしも戦闘中では間に合わないんだ。

 ああ、強力なタンクと魔法使いがいてくれたらなあ。おいらの皆殺しの歌なんてタンクなしでは間が持たないもの。しかもこの歌を歌うと全部のオークがおいらに集中するという、諸刃の歌なんだ(涙)。というわけでカエイに続きおいらもdead。復活してみたらクレリック・ジャコーも仲良く死んでいたよ(笑)。


モビルアーマーも歯が立たず

 ケレシンの街に復活したおいらはさっそく銀行へ向かったんだ。例のアーマー一式を装備するためにね。よ〜〜し、今度のおいらは一味違うぜ〜〜(って結局他力本願なポポ助(笑))。

KIEY_PARTY007 オークブリッジへ戻り、装備を取り戻したカエイパーティ。装甲の厚くなったおいらも今度はタンクに転向して再びレギオン(orc legionnaire)と対決だ。歌はもちろん皆殺しの歌、攻撃こそ最大の防御なりってね。さすがにHPはボロボロになりながらもどうにかレギオンとその他2匹をしとめ幸先のいいスタートを切ったよ。

 休憩の間はHealソングでみんなを回復。バードって多忙だね。その間、おいら達と同じフィールドの別のパーティ(高レベル)を眺めていたんだけど、魔法使いがいるから勝負が早い早い。レギオンがあっという間に片づいちゃうんだ、うらやましいよ。

 第二ラウンドもアーマーの厚さを利用して、皆殺しの歌炸裂。湧いて出たオーク・スレイバー(orc slaver)3匹もバッタバッタとなぎ倒し、調子に乗ったおいら達はレギオンの山を築いていったよ(笑)。でもこれは決しておいらが強いわけじゃなくって、アーマーが優秀なだけなんだけどね^-^;。

 このまま最後まで行くのか〜って思ったそのあとに、クレリック・ジャコーが思わぬ奴をpullして来ちまった。リーシェン・ブラックログ(Retion brenclog)って奴なんだけど、ペットを連れたマジシャンのNPC(ノンキャラクター)で、種族はノーム (Gnome)のようだったな。

KIEY_PARTY_VS_RETION002 おいら達はまさかマジシャンが攻撃してくるとは思わなかったから、最初は一体誰に攻撃されているのか分らなかったんだ。で、最初にクレリック・ジャコーが死んで、続いておいらもやられちまった。ACのあるアーマーも魔法の前では全然歯が立たなかったよ。

 単独でブリッジに戻ってみるとおやじ(Retion brenclog)の姿はそこに無かった。高レベルハンター達がやっつけてくれたのかな?おいら、自分の装備を取り戻しているとカエイからtellが入った。

 カエイ:ポポ助どこにいるの?

 ポポ助:ブリッジだよ。

 ジャコー:奴は?そこにいないの?

 ポポ助:うん、今がチャンスだよ。

 一同: 何だったんだぁ〜〜あいつは〜!(怒)

 ●その後、クレリック・ジャコーがパーティから抜け、狩り場を変えることになったカエイとおいらの二人パーティ。リーダー・カエイの選んだ次なる狩り場とは?次回「奴隷達の館」に続く。


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