【EQ】第15話「戦闘のプロ集団」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

#1「バードポポ助のリターンマッチ」
#2「最強の軍団」


バードポポ助のリターンマッチ

 見知らぬのウッドエルフ(Wlyenen)からブロンズメイルをもらった吟遊詩人ポポ助。おいら嬉しくってさ、さっそくそれを着てみたんだ。防御力は高いんだけど重量も結構あってチビのおいらにはちょっとつらいかな。

 でも、どう?上下のブロンズアーマーなんて最高にかっこいいだろ?

poposuke_bronze001 ま、低レベルのバードがこんな凄い装備を着けていると、何かと誤解を招いたりするんだけど。例えば見るからに防御が高そうだからって、盾役(tank)を任されたりね。おいらバードだからみんなの後ろで唄っていたいんだけど、こんなのを着ていると前に出なきゃっていう義務感みたいなものが湧いてきちゃってちょっと困るんだ。

 ま、いっかぁ。どうせバードは何でも屋なんだから^-^;。

 てなことを思いながらも自分の勇姿を見せようと、森へ出かけるポポ助なんだけれどもさ(笑)。エバQってつくづく良く出来ているなあって思うのは、皆それぞれのレベルに合わせてハンティング場所が違うってことなんだ。レベルの低い者と高いものが同じ狩り場にいるということがあまりないんだよ。

 現在のハンティング場所は主にオークヒルなんだけれど、最近はこの辺のオークも緑が増えてきた。緑っていうのはね、倒しても経験値の入らない弱いやつっていう意味なんだけど、それだけおいらのレベルが上がってきたって証拠なんだ。そろそろおいらもここを卒業なのかな?

 ま、そう思いつつもオークの洞窟(CB entrance)に一人で行くのは不安だから、またノコノコここに(orc hill)やってきたんだ^-^;。広場にはすでに先客のハンターたちがキャンプを張っていたよ。

KHYRAH005 その中に前回パーティになりそこねたケイロー(Khyrah)って言う女性がいたんだ。ま、長くなるんでその話は省略するけど、おいらなんとなく気まずかったんだ。

 ま、相手にもされないだろうなって思っていたからソロで狩をしていたんだけれど、おいらの側にケイローが寄ってきたんだ。

 ポポ助:え? (なんとINVITEボタンがFOLLOWに変わったんだ。)

 つまりグループにどうぞってことなんだけど、おいら嬉しかったよ。だって前回はコミュニケーションがほとんど取れなかったからね。バードっていうクラスはグループに入ってなんぼの職業だからね。グループに入れればこっちのものだよ。

 パーティウインドウに現れた名前は5つ、つまりおいらを含めてフルパーティってことなんだね。メンバー構成はこんな感じだった。

 Lv8  付与魔術師ケイロー(Enc Khyrah)
 Lv7  戦士トゥルーボルト(Wor Truebolt)
 Lv7  聖戦士デルマイヤー(Pal Delmair)
 Lv8  聖戦士ブリッジーズ (Pal Bridges)
 Lv7  盗賊ウェンディ(Rog Wendii)

 パーティを組んだらメンバーのクラスやレベルを把握しておいたほうがいいんだ。例えばこのメンバーだと明らかに戦士中心の構成だから、おいらは盾役にならずに済むし、唄う歌の種類も限定されてくるよね。聖戦士が二人ってことは回復系はOkだから、力を増幅させるような歌を中心に歌うほうがよりベターって感じかな。

 パーティは少しの間 、オークヒルで狩をしていたんだ。けれどレベル7〜8ともなると、みんなもそろそろ相手不足になってきたと感じたのか誰かがオークの洞窟(CB entrance)へ行こうって言い出した。もちろんおいらはOKさ!

 よ〜し、前回のリターンマッチだ!


BGM 「FREPORTW」 


最強の軍団

 場所をオークの洞窟(CB entrance)へ移すと、さすがに出てくるオークの強さが違ってくる。しかもその数ときたら、あとからあとから湯水のごとくに湧いてくるんだ。

 1匹2匹の時にはまとまりがあるパーティも、オークがドカッと現れると足並みが乱れるんだね。戦士達はそれぞれ強いやつと戦っているんだけど、こぼれたオークが 一番体力の少ないケイローを狙ってくるんだ。おいらは常に彼女に気づかって、 彼女が攻撃されたらすぐに動いてオークとケイローの間で盾をすることにした。

 でもここらのオークは一撃が痛くってさ、ブロンズメイルを着ていてもHPはザクザク削られちゃうんだ。もしこれが皮のチェニックだったらと思うと背筋が寒くなるよ。ま、ここにはうちのパーティの他にも骸骨を連れたネクロマンサーやら、ソロのウィザードやらがいて勝負はあっという間に着いてしまうんだけどね。

 ポポ助:What a strong party! (何て強いパーティなんだぁ!)

KHYRAH003

 ほんとこんなに強いパーティって初めてだよ。ものの10分でオークの山が築けちゃうほど、みんな戦いに手慣れている人たちばかりさ。おいらみたいな初心者には勉強になるよ。

poposuke009 戦術としては戦士系のメンバーがオークをpull(引っ張って)してきて全員でタコ殴り、最後はケイローの攻撃魔法でとどめを刺すって感じかな。でも時々思った以上にオークが現れて戦士達の盾が手薄になるときがあるんだ。しかもそんなときって何故かおいらばかりが集中攻撃にあうんだよ。

 HPはあっという間に無くなっちゃってさ、おいら時空の壁(zone)目指して逃げたんだ。ゾーンを越えてしまえばそれ以上は追ってはこないからね。だが、またしても事件は起こってしまった。なんといきなり回線が遮断されたんだ。

 もう一度ログインしてみるとおいらはパーティから外されている。ま、それは当たり前なんだけど、ケイローとパーティを組むとこんなことばかり起こるんだろう?彼女のせいではないんだろうけど、前回のこともあるし・・・・・。

 おいらは不吉な予感に包まれながらみんなのところへ戻ったんだ。前回みたいにパーティが組めない状態になってはしないか心配だった。

 ポポ助:え〜っと、何て言ったらいいんだろう?(また前回みたいに誤解を招いたらどうしよう)おいらの脳裏に不安がよぎった、だが大量のオーク発生で躊躇している暇はなかったんだ。

 ポポ助:Please, join me!(入れてください!)

 おいらはそう叫んだんだ。するとINVITEボタンはちゃんとFOLLOWに変わってくれたよ。ふう、助かった。パーティウインドウに現れたみんなのHPゲージはずいぶん削られていて、おいらは「回復の歌(Hymn of Angels)」を唄ったんだ。

 トゥルーボルト(Truebolt):Nice song ! poposuke.(いいぞ、ポポ助)

 戦士のトゥルーボルトがおいらの歌を褒めてくれた。嬉しかったな、バートをしていて良かったなって思える瞬間だったよ。大量の経験値をそこで稼いだ後、数人がクラッシュボーンに行きたいといい出した。メンバーは二手に別れ、それをきっかけにおいらはログアウトしたんだ。

 いや〜統率のとれたチームっていいよね。ほんと楽しかったなあ。

 さて、今回のように恵まれたチームもあれば、そうでないパーティもある。次回「それぞれの価値観」はそんなお話。


« 前のページ / 次のページ»