#1「初めてのお誘い」
#2「オークキャンプ潜入事件」
#3「リーダー失格」
おいら実力的には全然ダメなんだけどさ、最近オークキャンプが見えるか見えないかの境目に良く行くんだ。まあ、恐いもの見たさって言うのもあるし、レベル的にそろそろ覚悟を決めなきゃならないなっていうこともあってね。
でも、ここに一人でいると凄く緊張するんだ。もう足はガクガク、喉が乾いて歌もちゃんと歌えやしないよ。はっきり言ってビビッていたんだけど、おいら我慢して唄っていたんだ。
すると、そこへ魔法系のハイエルフとハーフエルフのバードが走ってきたんだ。そしてその後ろからも何かゾロゾロついてくる。ゲッ、よく見りゃ隊長オーク(Orc centurion)の集団じゃないかぁ!
おいらビビッたね。少し離れた場所だったからおいらには気づいていないみたいだけど、なんかヤクザの抗争に巻き込まれた一般市民みたいな心境だったよ。しかもこともあろうにそのお二人さん、どんどんやられているんだ。あああ、おいらどうしたらいいんだ。
後ろからこっそり近づいてスタミナの歌(Jaxan’s Jigo Vigor)とか唄ってみるんだけど、そんなことがこの場で何の役に立つんだぁ〜〜^-^;。おいらいたたまれなくなってさ、ガード(Guard)の兄貴の所に逃げ帰ってきたんだ。もう情けないったら無いよ。
で、しばらくリフトの側でボーッとした後でさっきの場所に戻ってみるとバードの兄さんは無事だったんだけど、ハイエルフの兄さんの方は屍になっていたよ。側でながめているとバードの兄さんがおいらに話しかけてきた。
フローン(Florn):ハーイ、Are you 6 8?
ポポ助(poposuke):え、68って何のこと?
フローン :your lvl.
はっきり言ってこれが分らないんだよね、おいら。よくWhat are your lvl?って聞かれることが多いんだけど、lvlって一体何さ?Mとも違うし、何か特殊な記号なの?
そこでおいら的に勝手に解釈してみたんだ。つまりlvlっていうのはバードを表す記号じゃないかってね。「君はバードかい?」そういっているのかも知れないな。(^◇^;)ほんとかぁ?
フローン :your lvl.
ポポ助:ええ、たぶん。(通じたのかこれで??)
フローン :If you are we could graup we are all 7 to 8.
ポポ助:あーごめんよ、おいら英語はだめなんだ。(後からログを読み返したらパーティのお誘いだったんだけどね。あわてるとダメなんだおいら。)
フローン :バードはたくさんいてくれた方が心強いよ。
ポポ助:そうですね。(って全然理解していない>おいら。ここでINVITEってボタンがFOLLOWに変わっていることに気づくべきだったんだね。)
でも何となく友好的な雰囲気なんで、この人といっしょにいることにしたんだ。すると別の女性(Dylara)と生き返ったハイエルフの兄さんが帰ってきた。
おお〜!これはまるでパーティみたいだ。(ってパーティなんだよ>ポポ助(涙))
PS:あとから知ったんだけどlvlっていうのはレベルっていうことらしいね、納得。
オークキャンプ潜入事件
おいらボーッとその場にいるとフローン(Florn)がどこかへ出かけていったんだ。みんなはその場にいるし、おいらもジッとしていたんだが、次の瞬間、聞きなれたうめき声と共においらは背後から強い衝撃を受けたんだ。
振り返ると隊長オーク(Orc centurion)がニタニタ笑っている。死に神の鎌みたいな武器を持ったすっごい強そうな奴。ゲゲ〜〜!しかも手下を引き連れてやがる。
側にいたディラー(Dylara)って女性がすぐに動いた。おいらから隊長オークを引き離そうと殴りかかる。おいらがモタモタしているうちに、あっという間に回りのオークをなぎ倒してしまったよ。凄い(゚〇゚;)。おいら手をたたいて褒め称えたよ。
そうこうしているとフローン(Florn)が戻ってきた。すると他の二人もフローンと同じ光を放ち始めたんだ。パーティになると同じ力を与えられるんだね。フローンが走り出すのに続いて他の二人もそれに続いたんだ。が、そこへ雑魚オークがやってきてさ、おいらそいつと取っ組み合いになったんだ。
ま、雑魚オークだからって大丈夫だろうって、みんな先にいっちゃったんだけど、そのあとで隊長オークが現れたんだ。うっそぉ〜〜〜^-^;
おお〜〜い。みんなぁ助けてよ〜〜(涙)
仕方がないからそいつと戦ったんだけど勝つ訳ないよね。戦い半ばにして逃げ出したけど、追いつかれてさポポ助はあえなくThe end。復活してみてももうみんないないしさ、おいらの初パーティプレイはこれで幕切れ?そんなぁ。
おいら取りあえずフローン達の消えた方向へ向かってみたんだ。するとオーク達の怪しげなテントが並んでいてさ、ウー心細いったらありゃしないよォォ。テントの入り口ではオークハンター達が戦っていてさ、よせばいいのにおいらも参戦してみたんだよ。 すると、回り中のオークというオークがいっせいに飛びかかってきたんだ。
ええ〜〜なんでおいらばっかりにぃ〜〜〜(涙)ってあっという間に瞬殺されたのはまあいいとして(よくないよ)おいらはそのあとで重大な問題に直面した。
つまり、おいらの全財産をもった屍はよりによって、オークキャンプの入り口の前にあるってことなんだ(ガ〜〜ン)おいらの頭の中は真っ白になっちまった。
どうやって取りに行けばいいんだよ〜〜。
恐る恐る戻ってみるとテントの前には数匹のオークが回りをうかがっている。おいらは遠巻きにそれを見ているんだが、手の出しようがないよね。何度か自分の屍に近づくんだけど、すぐに見張りに見つかってさ、ガードの所にダッシュする始末。
一度には無理だから何度か小分けにして往復したんだ。もー何度もトレイン(オークの行列)作ってさ。もー回りの人に迷惑かけっぱなしだよ。ま、そのかいあって財産は取り戻せたけどね。ふう。
リーダー失格
ま、そうこうしているうちにやっと神足の歌(Selo’s Accelerando)を唄えるようになったんだ(⌒▽⌒)ハッピー!。この歌をどんなに待ちわびたことか。何故かっていうとね、これさえあれば恐ろしいオーク村で何十匹のオークに囲まれても確実に逃げ切れるんだ。
今の段階でおいらに追いつけるオークは一匹も存在しない。しかもレベルが上がるにつれその素早さはドンドン増すっていう話だから心強いよね。
使い方としてはガードの所に逃げ帰って助けてもらうか、もしくはゾーンの境目をチェックしておいてゾーンアウトする、って感じなんだけど死ぬ確率は格段に減るはずなんだ。ま、パーティプレイのときは自分だけ逃げるわけにもいかないけどね。
そうそうパーティと言えば、おいらまたパーティのお誘いがあったんだ。相手はカーリエン(Karien)っていう女性のドルイドなんだけど、オークキャンプが見えるか見えないかの境目でおいらがボーッとしていたら話しかけてきたんだ。
カーリエン(Karien):ハイ、私レベル6のドルイド。あなたは?
ポポ助(poposuke):えーっとバードやってます。
カーリエン:ねえ、私と組まない?
ポポ助:はい、いいですよ。(前回のパーティはよくわかんないうちにうやむやになったから、今回は気をつけないとな)
おいらがFOLLOWのボタンを押すとカーリエンのHPゲージがおいらの画面に現れたよ。へーパーティになるとこんな風になるんだぁ。知らなかったなぁ。
そうこうしているとカーリエンがオークキャンプ目指して走り出した。
え、ええ〜〜村に行くのぉ〜〜(涙)!!
おいらビビリながら彼女の後に付いていったんだ。するとさっそくオークどもがぞろぞろ出てきて、あっという間においら達は囲まれちまった。カーリエンは勇敢にも隊長オークとガツガツやりあっているし、取りあえずはおいらは彼女のアシスト(/assist)に徹したんだ。
戦いの歌(Chant of Battle)を唄いながらの応戦なんだけど、これといった決め手もなくっておいらもう泣きそうだったよ。でも回りにいた他のオークハンター達がすぐに集まってきてくれて、オークどもの数があっという間激減したんだ。ふう、助かった。
カーリエン:ポポ助、あなたがリーダーになってね。HP回復のために村の境目まで逃げてくるとカーリエンがおいらにそう言った。
ポポ助:ええ〜〜!(パーティプレイ初心者なのにぃ〜そんな重要なことを(涙))でも、おいら何をやっていいのか分らないんだよね。HPも回復して彼女が立ち上がったんだけど、おいらは座ったままボーッとしていたんだ。
カーリエン:私抜けるね。(彼女はそう言うと行ってしまった。)
ポポ助:え?
おいらしばし呆気に取られていたんだけど、そっかあ、リーダーっていうのは次の行動を指示しなけりゃいけないんだね。おいらがもたもたしていたからしびれが切れたんだな。(うーん、だったら君がリーダーになってくれれば良かったのにさ、そりゃないよアミーゴ。)
またまたパーティプレイで失敗したポポ助だけど、ま、でもいい経験になったよ。
●今だまともなパーティプレイが出来ないポポ助。果たしてパーティで役立つ日は来るのか?次回「エバQ最高の日」に続く。